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クビも離婚も経験した紆余曲折の26年。特に入社前は“どん底”

生まれも育ちも大阪です。今は兵庫から通っているんですが、仕事もほぼこっちでしたね。ちょっとびっくりしたのが、今日は僕の誕生日なんです（笑）。そんな日にインタビューだなんて、こんなこともあるんですね。

自分で言うのもあれですけど、26歳という年齢の割には、色んなことがあったと思います。

専門学校を卒業して自動車の溶接工になったものの、1年も経たずにクビになったり、コロナ禍のあおりを受けて転職を余儀なくされたり、結婚があったり子供が生まれたり、その後離婚を経験したり……。

『秘密倶楽部』に入る前は、特にどん底でしたね。

『楽天』の流通センターで倉庫業務をしていました。「今日は早く上がって」なんて日もざらで、給与は月に10万円を越えればまだマシという感じ。彼女のサポートもあって何とか暮らしていましたが、「このままじゃダメだ」という意識は常にありました。

全国的な知名度で安心。早いレスポンスと“日払い”も嬉しかった

それでなぜこの業界に、というのは、実は昔1年ほどヘルスで働いたことがあって。

で、溶接工、バーテン、配送、倉庫と10代から様々な職種を経験した中で、自分が楽しく仕事をしていた時期はいつだろうと。そう考えた時に、頭に浮かんだのはヘルスでスタッフをしていた時代だったんです。

結婚を機に離れたものの、思い返すとツラいとか苦しいとか全然ありませんでした。事実一番長く続いたし……。

中でも『秘密倶楽部』に応募した決め手は、まず知名度です。関西ローカルだけではなく、全国区のテレビでも話題になるので、きっと東京でも名前を耳にした方はおられるでしょう。ケンコバさんなんか大好きですよね（笑）。

「もう仕事も人生も失敗したくない」という気持ちが大きかったので、どうせなら人気店に入社して、しっかり学び、稼ぎたいなと。

また幾つか問い合わせた中で、真っ先にレスポンスをくれたのがウチだったんですね。連絡から面接まで3～4日。しかも即採用で「あさってから来れる？」というお話でした。

「良いんですか？」

僕からしたら願ったりかなったりですよね。冒頭で触れたように、生活も壮絶と言うぐらいキツかったですから、助かりました。他は丁重にお断りして、早速働き始めたんです。日払いも本当にありがたかった（笑）。

優しい先輩達。常に誰かがいてくれる。繰り返しの質問もできる

実際お世話になってみて、最初に感じたのは働きやすさですね。

経験者とは言え当時は店舗型、今度はホテヘルとういうことで、初めての業務も多々ありました。でも常に誰かがいてくれるので、安心感が違います。いわゆる“ワンオペ”は、ウチではありえないことです。

それに優しいんですよね。もちろん僕もメモは取るし、緊張感を持って業務に当たってはいるんですが、それでも“繰り返し同じこと聞いちゃって”ということもあるじゃないですか。

ですがそれで怒られたりとか、ゼッタイありません。むしろ「わかる。これ覚えにくいよね」と気まで遣ってくれて。きっと社風なんですよね。自分もそうありたいなと思います。

「一通りこなせるね」となって、“担当”をくれたのも嬉しかったことの1つです。「男性求人やってみる？」と……。

しかもそれがまだ10日目ぐらいのことですからね（笑）。「もう任せてくれるんだ」と、自信にもなったし、やりがいにもなりました。

“やれることが多くなる＝給与増”。わずか10日で機会をくれた

またウチの場合、業務が積まれるというんじゃないんですね。“できることが多くなる＝その分給与が増える”なんです。それをはっきりと明言してくれました。

「これやれるようになれば、昇給するから」

お店としては、ぜひ意欲を持って他の業務にトライしてほしい。何なら裏方業務が中心になっても構わないということでした。

「そしたら山地君が今いるフロントに、次に入社の新人さん座らせてあげられるじゃない？」

つまりそんな風に全員がどんどんステップアップして、給与を上げていけるのが理想だと……。

本音を言うと、『秘密倶楽部』に来るまでは僕、広告の“昇給昇格随時！”なんてウソだと思っていました（笑）。

現に前にいたお店では、スタッフの上の主任は10年選手。彼がどいてくれない以上、立場も上がらないし、収入も増えないというあきらめムードが漂っていたんです。

ところがここでは“10日”で、「この新人の給与上げてやりたい」と考えてくれる。そしてそのために“役割と目標”をくれるんです。

ワクワクしかない毎日。新店を任されるぐらいの実力を付けたい

もうあと1週間もすると、この“研修中”のバッジが外れます。そしてそれだけで昇給するんですね。今言った男性求人も覚えれば、更にプラスになる。もうワクワクしかないですよ（笑）。

「心機一転やりなおしたい」で職場を探し、ご縁を頂いたわけですけど、「秘密倶楽部で良かった」とつくづく思います。今は1つでも多くできることを増やして、いつか新店を任されるぐらいの実力を付けたい……。

こんなお話をできること自体が、ひと月前のどん底にいた自分を思うと、夢のようです（笑）。

（インタビュー：新海亨）

取材後記

執筆者

松坂 治良

お誕生日おめでとうございます！　ご自身の抱負を語れる日となったようで、インタビューを聞くこちらとしてもホッとしました。
昇給という答えがあるからこそ、“やらされる”ではなく“やる。やりたい”というお気持ちになれるのでしょう。その調子でぜひ“最速”店長に。その際にはまた、お話を伺わせてください。