風俗男性求人はFENIX JOB

18歳で業界入り。22歳で店長。やがて経営者にもなったが……

まだ30歳なんですが、この世界との関りは長くて。高校卒業後、18歳でセクキャバのスタッフをしたのが最初です。4年ほど続けたのかな？

その後大手のデリヘルでお世話になりました。わずか1年で店長に昇格して……。

振り返るとこれが良くなかったんですね（笑）。まだ22、3歳と若かったのもあって「オレはすごいヤツなんだ」と、天狗になってしまったんです。

先輩、同僚、キャストさん等々、人の助けもあったはずだし、例えば十三よりは梅田の方が集客しやすいように、偶然結果の出しやすいエリアを担当しただけかもしれない。ところが当時の僕には、こうした周りの状況が見えていませんでした。

「自分1人でもやれる」

調子に乗って26歳でメンズエステを開業。ミゴトに鼻をへし折られました（笑）。

売上も収入もデリの店長時代より良かったぐらいなんですが、やることは多いし、365日ずっとお店に掛かりきり。幾ら仕事好きな僕でも（笑）、精神的にすり減ってまったんです。

知名度ある人気店＝レベルが高い。“学びなおし”には最適だった

やがて28歳で経営者を断念し、ウチの門を叩いたのは「ゼロから学びなおしたい」という思いからでした。

ご承知のように『梅田ゴールデン倶楽部』は知名度のある評判店。つまりサービスのレベルが高いということですよね。

幸運に頼って店長になるのではなく、ここでしっかりとスキルとノウハウを身に付けることは、長い目で見た時に自分のプラスになると考えたんです。もう同じ失敗はしたくないですから（笑）。

“意欲を買う”社風。わずか3か月で求人担当に抜擢してくれた

実際に入社して驚いたのは、たとえ新人でも意欲を買い、機会をくれる社風です。一昨年の5月に入社したんですが、8月にたまたまキャストさん求人の担当が空いたんですね。そしたら「やってみる？」と。

「気持ち次第だけど、やる気があるなら。初めはうまく行かなくたって良いんだし」

先ほど言ったように、学びなおしたい僕からしたら“実践”ほどありがたいものはないですよね。「ぜひ」と任せていただいて、かつての記憶と経験も総動員。考えつく限りの求人ルートで、応募の強化を図ったんです。

幸い結果も出たんですね。8月に7件だった問い合わせが、9月には20件になりました。店長も代表もすごく評価してくれて、次の仕事も与えてくれたんです。

おかげさまで今ではフロント業務と求人のほかに、既存キャストさんのサポート、新人さんのマネジメント、ブログの執筆にバナー制作、ときには面接まで担えるようになりました。想像以上のスピードです（笑）。

お客様、キャストさん、スタッフ……。どんな時でも“三方良し”

仕事で心掛けているのは、どんな時でもお客様、キャストさん、スタッフ、“三方良し”ということです。

フロントで接客する際にも、お客様のご要望を聞いて、言葉通りのキャストさんをただ呼ぶだけでは成功はおぼつきません。その子の側にとっても、今目の前にいるお客様はどうか。そこまで考えてこそ、マッチングになるんです。

なので普段からアンケート結果に目を通して、キャストさんの傾向を知るべきだし、日々の彼女達とのコミュニケーションも大切ですよね。打ち解けることでわかることもあるし、雰囲気で感じられるものもあります。

キャストさん求人のテキストを考える時だって、同様なんです。

ご応募の女性にだけ向けて文章を書くのではなく、「ゴールデン倶楽部のお客様はどんな子に出会えたら嬉しいだろう？」とか、「スタッフが今一番ご案内したいのはどんなタイプだろう？」ということも、常に考えるようにしています。

……だから結果も出る？（笑）  そうですね。確かに“考えられるだけ考える”と、得られる成果が大きいとは感じます。

求人も“応募数”は実は入口なんですね。ウチのお客様やスタッフと合う方がどれほど来るかも重要だし、長く在籍してくれる方だとありがたい。その意味でも“三方良し”の意識が大事かなと。

お店が強いので、些細な失敗はOK。手を挙げなきゃゼッタイ損

ウチの良いところは、こうして考えて努力し、出した成果に対しては、きちんと見返りがある点だと思います。

事実まだ在職して1年10か月の僕が、もう年収700万円頂いているんです。特にまだ役職もないのにですよ。

冒頭で触れたように、長い人気を誇る『梅田ゴールデン倶楽部』ですから、接客も集客戦略もハイレベルです。正直“なんとなく”ではステップアップは望めないし、“ラクして”は稼げません。

でも意欲があればチャンスをくれます。またここは案外盲点なんですが、お店が強いので、些細な失敗はどうってことないんです（笑）。なかなか施策が功を奏さないとなっても、方向が間違っていなければ、上はとりあえず待ってもくれます。

だったら僕のように「やってみよう！」と手を挙げた方が絶対トクじゃないですか。待っていたら僕は、未だに年収400万円かそこらだったと思います。それでも充分もらえているという考え方もありますけどね（笑）。

どうせならここで、とことん上に。いつかは店長に、代表にぐらいの気持ちでいたいなと……。

あまり大声で「失敗を恐れず」と言うと、「おいおい」とツッコまれそうなので、上の方々には内緒でお願いします（笑）。

（インタビュー：新海亨）

取材後記

執筆者

松坂 治良

新海とのお話を伺って、ご本人の“視野の広さ”にふさわしい器の大きさが、『梅田ゴールデン倶楽部』にはあるのだと感じました。
まさにベストマッチング。僕自身大いに刺激を受けました。店長、代表となった暁には、またぜひインタビューさせてください。